きらら牛乳・そよ風ヨーグルトのやまぐち県酪乳業

会社案内

バイオガス化への取り組み

経緯

当工場では、出荷期限を超えた製品や製造工程で発生する廃棄乳や果汁、排水処理施設から出る汚泥等の廃棄物の減量化が課題でした。

取り組みの内容

メタンガス発酵プラントでは、直径約3メートル深さ13メートルの鋼製の発酵槽2基を地下に埋設し、中に乳製品廃棄物と汚泥と希釈水を入れて15日間かけて発酵(微生物に分解)させ、発生するメタンガス(メタン65%)を容量50Nm3の球形状のガスホルダに備蓄しながら、蒸気ボイラーの燃料に充てています。

蒸気は、発酵槽の温度を35度に保ったり、牛乳瓶やタンクの洗浄・殺菌等に利用されています。 処理能力は、1日当たり乳製品廃棄物2.5トン、汚泥3.2トンの投入で、1日約300Nm3のメタンガスが発生し、蒸気ボイラーに使う重油の3%程度を代替できています。 また、発酵槽に残る最終汚泥はたい肥として酪農家に無償で提供しています。

やまぐち県酪乳業バイオガスプラントのイメージ

成果

メタンガス発酵プラントによって廃棄物の処理費用を削減できました。また、重油の使用量を削減することで、二酸化炭素の排出量を減らす効果もあると思われます。

バイオガスプラント資料(PDFファイル 718KB)

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