サステナビリティ
大地と地域、そして未来のために
やまぐち県酪乳業は、豊かな自然の恵みと、地域社会との共生を大切にしています。
私たちは事業活動を通して、持続可能な社会の実現に貢献するため、様々な取り組みを進めています。
エコ活動
環境負荷低減への挑戦:バイオガス化への取り組み
- やまぐち県酪乳業工場の課題
- 当工場では、出荷期限を過ぎた製品や製造工程で発生する廃棄乳・果汁、排水処理施設から出る汚泥などの廃棄物の削減が課題となっていました。
- 取り組みの内容
- 工場から排出される廃棄乳や果汁、排水処理施設から出る汚泥は、地下に埋設された2基の発酵槽に投入され、約15日間かけて微生物によって分解(発酵)されます。
この過程で発生するメタンガス(メタン濃度約65%)はガスホルダーに備蓄され、蒸気ボイラーの燃料として再利用されています。
生成された蒸気は、発酵槽の温度を35℃に保つために使用されるほか、牛乳瓶やタンクの洗浄・殺菌にも活用されており、資源循環の仕組みが確立されています。
- 成果
- 1日あたり、乳製品廃棄物2.5トンと汚泥3.2トンを投入することで、約300Nm³のメタンガスを発生させています。これにより、蒸気ボイラーで使用する重油の約3%を代替することが可能となり、廃棄物処理費用の削減だけでなく、二酸化炭素(CO₂)排出量の削減にも貢献しています。
さらに、発酵後に残る最終汚泥は肥料(たい肥)として酪農家に無償で提供しており、廃棄物を資源として有効活用することで、酪農と連携した循環型社会の実現に寄与しています。
地域貢献
ゴミ拾いボランティア活動
私たちは、事業活動にとどまらず、地域社会の一員として社会貢献にも積極的に取り組んでいます。
社員によるゴミ拾いボランティアの実施を通じて、地域とのつながりを大切にし、誰もが住みやすい環境づくりに貢献しています。
生産農家との共生
「大地からの贈り物」を支える、共生のサイクル
私たちは、山口県内の酪農家が生産する生乳を優先的に受け入れています。
これは単なる原材料の調達にとどまらず、地域の酪農を支え、活性化させるための重要な取り組みです。
地元で搾られた新鮮な生乳を製品化することで、フードマイレージ(食料輸送にかかる距離)の削減に貢献し、環境負荷の低減にもつながっています。
さらに、工場に導入しているバイオガス化プラントでは、乳製品廃棄物などから発生した最終汚泥をたい肥として再利用し、酪農家へ無償で提供しています。
これにより、廃棄物を資源として有効活用し、酪農と連携した循環型社会の実現に寄与しています。
生産者の方々の丹精込めた努力と、私たちやまぐち県酪乳業の取り組みが一体となることで、安定した経営基盤と高品質な製品が生まれ、最終的にはお客様の食卓へ「大地からの贈り物」をお届けすることにつながっています。
| 名称 | 所在地 |
|---|---|
| ベルちゃんたちのおうち株式会社 | 〒750-0324 山口県下関市菊川町大字久野10556番地-137 (山口県酪農農業協同組合 しらさぎ牧場敷地内) |
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